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東海大豪雨レポート あれから5年の月日が流れ…

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* 東海豪雨災害
斉藤印刷ホーム>>>東海豪雨災害レポート>>>弊社(斉藤印刷)代表によるドキュメント2
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* 東海豪雨災害(水害)レポートもくじ
 
  1. はじめに
  2. 弊社(斉藤印刷)代表によるドキュメント [1][2][3]
  3. 東海豪雨災害(水害)の写真記録
 
* 弊社(斉藤印刷)代表によるドキュメント2
 

 工場の状況を確かめようにも、救護のため派遣された自衛隊の人員や車両が国道22号線を占領していたため、当然車両通行が不可能な状態であり、致し方なくかなりの長距離を歩いて行くしかありませんでした。
災害から3日経ってようやく水位が下がり工場内に足を踏み入れることが可能になりました。
何とかたどり着き工場の鍵を開けドアを開いて一歩踏み込むと、そこは私の想像を絶する光景でした。
 
 製品や備品、材料等が所狭しと散乱し、床には1センチ程の泥が積もっていました。もちろん電気は通じておらず、電動シャッターも照明も使用不能でしたので、暗がりの中でただ茫然と立ちつくすだけでした。
ただ、水道だけは何とか繋がっていましたので、何とか気を取り直して泥の始末だけでもやらなければと思い立ち、即座に待機中の従業員に連絡を入れました。
彼等が駆けつけてからは、まず手動シャッターを全開にして外光が工場内に入るようにしておいて、日が暮れるまで床に溜った泥を外に出す作業を続けました。
工場周辺では食料の調達もままならず、被災を免れた地区まで買出しに出掛け、従業員一同分けあって食べました。

 災害から5日目の日曜日、親戚や友人、取引先の方々が応援に来て下さいました。私は、感謝と感激の思いで込み上げてくる涙で、その方々の顔が殆ど見えないほどでした。
中でもとりわけ印象に残っているのは、長年に渡って取引させて頂いているお客様が、工場は暗いだろうという心配りでわざわざ投光器を買って来て下さった事です。
その時ばかりは、思わず声を出して泣いてしまいました。仕事上の取引だけではない、人としての優しさ温かさが、間違いなく私の心にーの奥底にに響いたのです。
私自身にその温かさがあるのか、じっと自問自答してみました。そして、もし私にその温かさに報いる為に出来ることがあるとすれば、1日も早い復興でしかない、と深く心に誓ったのです。その後も、多くの方々がお見舞いに来て下さり別れ際には皆様が「頑張って!」と激励して下さいました。  

 しかしこの頃になると、徐々に蓄積してきた肉体的疲労に比例する様に、精神的にも弱くなりつつあったのも事実でした。 とにかく、生産ラインを1つだけでも稼動させたい。
その為には当然、災害で失った資材を調達する必要があります。 そこで、長年の間取引させて頂いている数社に懇願して、紙やインキなど弊社にとって命とも云える資材を、殆どボランティア同然の価格で譲って頂きました。

 
 
弊社(斉藤印刷)代表によるドキュメント[3]>>
 
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